悪徳巨大企業は不正がバレて倒産する

悪徳かつ巨大な企業は、不正がバレて倒産します。過去に存在した悪徳巨大企業を例に、倒産までの典型例を紹介します。

悪徳企業は社会に害がある会社

悪徳企業とブラック企業は異なります。

悪徳企業は社会とって害があり、ブラック企業は社員にとって害があります。

今回は、悪徳かつ巨大な企業が倒産する典型例を紹介します。

悪徳企業は一夜にして倒産する

下の表が悪徳企業と一般企業の倒産する原因の違いです。

【倒産する理由】
悪徳企業 一般企業
倒産する原因 不正がバレる 資金繰りが悪化する

アメリカの超巨大企業であり、巨額の不正経理・不正取引により倒産した「エンロン」が典型例ですが、悪徳企業は倒産するまでは業績が好調です。

しかしエンロン同様、悪徳企業は一つの不正がバレることで他の不正もどんどんバレて、一夜にして倒産します。

一般企業がリストラなどにより徐々に衰退していくのに対して、大きな違いです。

不正はエスカレートしていく

話は変わりますが、万引きの場合、犯人は初めのうちは安い商品を盗みますが、徐々にエスカレートして高価なものを盗み始めます。

悪徳企業も同じで、最初は小さな不正であっても、徐々にエスカレートして大きな不正をしていきます。

不正は黙認される

普通なら、不正に対して制止する者が周囲にいるのですが、悪徳企業の場合、社長の周りはイエスマンだらけです。

社長の命令に誰も逆らわず黙認するため、不正がどんどんエスカレートしていきます。

そして最後は、絶対にやってはいけない不正にまで手を出すのです。

不正はいずれバレる

大きな不正ほどバレやすく、バレた時の罪は大きすぎるため、元の経営状況には回復できません。エンロンが典型例ですが、不正がバレた悪徳巨大企業は、急激に財務状況が悪くなり倒産します。

倒産した後、企業は買収され、社長は追放

倒産した企業は資産や人材が豊富にあるため、他の企業に買収されるか、事業が譲渡されます。

オリンパスや武富士、NOVAなどが典型例です。

一方、山一證券やリーマン・ブラザーズのように、どこからも買収や事業譲渡がされず、この世から消える企業もあります。

買収されようが、完全に倒産しようが、共通することは企業の社長が追放されることです。