タイニーハウスVSトレーラーハウス

タイニーハウスとトレーラーハウスのメリット・デメリットを紹介し、両者を比較します。

メリット・デメリットを比較

タイニーハウス(下の写真)は日本ではまだ流行していませんが、アメリカでは9.11同時多発テロ後に少し流行し、全米で1,000戸以上建てられています。

一方、トレーラーハウス(下の写真)はキャンピングカー(2つ下の写真)と共に日本で少し流行しています。

タイニーハウスとトレーラーハウスを比較してみました。

【タイニーハウスとトレーラーハウスの違い】
タイニーハウス トレーラーハウス
価格 100万円~ 200万円~
メリット 長持ちする
自分で作れる
移動しやすい
デメリット 狭い
電気・水道への接続が大変
狭い
電気・水道への接続が大変
冬は寒くて、夏は暑い
自動車税 不要 不要
主な用途 住居用 キャンプ用

(注意:日本では木材でできたトレーラーハウスもあり、タイニーハウスと区別がつけにくいモノもあります。)

タイニーハウス:住宅を超小型化

タイニーハウスの主な素材は木材です。木材は、強度が高いため家が長持ちし、断熱性に優れているため夏は涼しく冬は暖かいです。

タイニーハウスは通常200万円以上しますが、設計図と木材さえあれば一般人が自分で作ることができるため、100万円で作成できます。また、木材を安く手に入れれば、さらに価格は安くなります。

トレーラーハウス:自動車を住宅化

一方、トレーラーハウスは主な材質が鉄・鋼・アルミです。耐久性が低いため長持ちせず、断熱性が低いため冬は寒くて夏は暑いことがデメリットです。

しかし、日本では数多くのトレーラーハウスが販売されており、選択肢が多いことがメリットです。

住居用ならタイニーハウス、キャンプ用ならトレーラーハウスがオススメ

タイニーハウスは住宅を超小型した家であり、セカンドハウスや別荘などの、住居としての利用にオススメです。

一方、トレーラーハウスは角のないデザインで空気抵抗が低いため、運搬しやすく、キャンプなどの短期間使用する移動住宅としてオススメです。

自治体によって住宅か軽車両か、扱いが異なる

タイニーハウスやトレーラーハウスを住宅として扱うのか、「非」住宅として扱うのか、自治体の判断に委ねられています。

しかも、自治体が住宅として認定した場合、固定資産税の対象となります。

タイニーハウスやトレーラーハウスは、ともに「車輪がある」「内燃機関がない」ため、日本の法律では自転車と同じく「軽車両」です。固定資産税から間逃れるには、自治体の担当者に軽車両ということを認識してもらう必要があります。

一方、タイニーハウスやトレーラーハウスが、住宅扱いでも軽車両扱いでも、内燃機関がないため「自動車税」は不要です。