無制限プランのある格安SIMは速度が非常に遅い

通信量無制限プランのある格安SIM事業者は通信速度が非常に遅く、回線が混むため同社の高速プランも遅くなります。

実測は1Mbps未満

ITmedia Mobile「SIM通:どこにする?無制限プランの3社比較」によれば、ITmediaがぷららモバイルLTEとU-mobile LTEのデータ通信し放題プランの実効速度を調査した結果、実際の通信速度は次の通りになりました。

【格安SIMの実測】
ぷららモバイルLTE
定額無制限
U-mobile
LTE使い放題
最大通信速度 最大3Mbps 最大150Mbps
実測(下り) 1~2Mbpsで安定。
時間帯によっては0.3Mbps前後。
深夜帯を除きほとんどの時間帯で1Mbps未満。
おおむね0.2Mbps前後。
月額料金 2,980円 2,678円

(価格は税抜き)

U-mobile LTEのように、最大通信速度を150Mbpsと公表しておきながら、実際には1Mbps未満の通信速度しか出せない格安SIM事業者もあります。

他のプランも遅くなる

ITmedia Mobile『「格安SIM」13サービスの実効速度を比較(ドコモ回線8月編)』によれば、ぷららモバイルLTEは通信制限がある「7GBプラン」もMVNO13社の中で一番遅い結果となっています。

つまり、ぷららモバイルLTEの定額無制限プランが原因で回線が混み、同社の高速通信プランも速度が遅くなるのです。
格安SIM実効速度比較
(出典:ITmedia Mobile『「格安SIM」13サービスの実効速度を比較(ドコモ回線8月編)』)

一方、通信速度700kbpsの使い放題プランがあるWonderlinkは、新規参入したばかりなのでユーザー数が少なく、通信速度は速いです。しかし、ユーザー数が増えればぷららモバイルLTEのように急激に遅くなる可能性もあります。

よって、安定した高速通信を望むのであれば、無制限プランのない格安SIM事業者がオススメです。