結婚相談所の本当の成婚率は1%未満か

結婚相談所の成婚率は7.8~10パーセントと公表されていますが、実際の成婚率は1パーセント未満の可能性があります。

中国のとある結婚相談所の成婚数は創業以来1件のみ

私が数年前に読んだ雑誌(おそらくプレジデント)では、日本と中国の婚活事情が特集されていました。

記事によれば、(日本と同じく、中国でも結婚できない若者が増えすぎて婚活市場が急成長していますが、)中国のとある結婚相談所の従業員の話によると、その結婚相談所で実際に結婚できたのは創業以来1件だけです。

中国と言えど、結婚相談所を利用して結婚することが、いかに難しいかがわかります。

本当に結婚されると儲からない

そもそも、結婚相談所は会員が結婚されると儲からない仕組みになっています。

なぜなら、結婚相談所はコンサルタント料や紹介料など、あらゆる費用を会員から徴収することで稼いでいますが、会員に結婚されると、何も徴収できなくなるからです。

むしろ、結婚できない人を増やした方が儲かります。結婚相談所はよく「さくら」を仕込んでいるようですが、本当の出会いを長引かせているのも、ビジネスの面から見れば納得ですね。

表向きは10パーセントだが・・・

ネオクラシコ「結婚相談所の成功率10%以下!40代が入会前に知るべき6つの実態」によれば、結婚相談所大手のオーネット、ツヴァイ、パートナーエージェンシーは成婚率を7.8~10パーセントと公表しています。

【結婚相談所の成功率】
会社名 会員数 成婚者 成婚率
オーネット 40,220人 4,026人 10%
ツヴァイ 35,247人 2,755人 7.8%
パートナーエージェンシー 6,875人 660人 9.5%

ただし、中途退会者数が不明であり、データを偽装している可能性もあり、実際の成婚率は上記の数字(7.8~10パーセント)よりもずっと低いでしょう。

私がネットで調べた限り、成功例はほとんどなく、おそらく結婚相談所の本当の成婚率は1%未満と思います。

そもそも、結婚相談所を利用される方は(言い方は失礼ですが、言ってしまえば)魅力が低くて理想が高い方です。つまり、一般的な出会いから結婚するよりも難しいのです。

「結婚できる」というわずかな可能性にかけて多額の費用を支払うより、お金を節約したほうがいいのかもしれませんね。