VWの逆ステマを暴露した評論家が自動車協会から除名される

自動車評論家の伏木悦郎氏は、フォルクスワーゲンからスズキに関する逆ステマ(ネガティブステマ)の依頼をツイッターで暴露したことがきっかけで、日本自動車ジャーナリスト協会から除名されました。

フォルクスワーゲンのみならず、他の評論家の不正も暴いてしまう

事の発端は2015年10月6日。自動車評論家の伏木悦郎氏が、ツイッターで以下のように暴露したことがきっかけです。
フォルクスワーゲンからスズキに関する逆ステマ
(出典:Twitter

VWとスズキの提携解消話がこじれ訴訟となった頃、VWに縁の深い旧知からスズキに関するネガリポートを定期的に行う”仕事”のオファーを受けた。高額報酬の匂いに喉から手が出る思いをしたが、国を売る感覚に抵抗あり断った。乗らずに正解を痛感するが、金に転んだ輩は必ずいる。擁護する者を疑え!

伏木氏が暴露した後、ネットではフォルクスワーゲンの依頼を受けたであろう人物を探す動きが出始め、国沢光宏氏の名前があがりました。

国沢氏は自身のブログでスズキを批判し、フォルクスワーゲンを擁護しており、フォルクスワーゲンから報酬をもらっていることが予想できます。

VWのディーゼル不正の件、どうやら燃費のためにやったと考えている人がいるようだ。おそらくNOx触媒についてあまり知らないのだと思う。
(中略)
スズキのように、レーダーを使っていないのに『レーダーブレーキサポート』と偽るような姿勢のメーカーは全て信じられない。スズキなら平気でウソを付くだろうな、と思う。スズキで不祥事が起きたら遠慮なく「そういうことをやる企業です」と言い切る。

(出典:自動車評論家 国沢光宏「スズキの嘘つき『レーダーブレーキ』(30日)」

よって、伏木氏の暴露により、フォルクスワーゲンのみならず、他の評論家の不正も暴く形になりました。

とうとう日本自動車ジャーナリスト協会から除名される

そして2016年3月27日、とうとう伏木氏は日本自動車ジャーナリスト協会から除名されました。

伏木氏本人いわく、SNSの投稿が除名処分の原因のようですが、そのSNSの投稿とは先ほど紹介したフォルクスワーゲンから依頼されたスズキに関する逆ステマ(ネガティブステマ)の暴露です。

こんなんで除名されるのであれば、「日本自動車ジャーナリスト協会」の名称はジャーナリストの文字を捨てて「自動車メーカー大本営発表協会」に変えるべきですね。