男性の交際経験率と結婚率は年収に比例する

内閣府や保険会社の調査では、男女ともに交際経験率は年収に比例して高くなり、特に男性の場合は年収に比例して結婚率や結婚願望も高くなります。

女性は男性を経済力で選ぶ傾向がある

国土交通省「平成24年度 国土交通白書」では、内閣府が20~30代の未婚男女と20~30代の結婚3年以内の男女の計10,000人を調査した結果をもとに、年収別の交際率と結婚率の関係をわかりやすくグラフで紹介しています。
年収別の婚姻・交際状況(内閣府)
(出典:国土交通省「平成24年度 国土交通白書」)

上のグラフの通り、男女ともに交際経験率は年収に比例して高くなり、特に男性は年収に比例して結婚(既婚)率も高まる傾向にあります。つまり、男性は年収に比例してモテるのです。

また、やっぱり男はお金!男性の結婚率は年収に比例するで紹介しましたが、国立社会保障・人口問題研究所が1995年に行った、20~69歳の男女22,497人を対象とした調査では、男性の未婚率は年収に比例して低くなっていきます。つまり、男性は年収に比例して結婚率が高くなるのです。
男性の年収別未婚率
(山田昌弘氏の著書「少子社会日本」をもとに作成)

内閣府の調査では男性の年収が1,000万円を超えると結婚率が下がる一方、国立社会保障・人口問題研究所の調査では男性の年収が1,000万円を超えても、年収に比例して結婚率は上がり続けます。

国立社会保障・人口問題研究所の調査は20,000人以上のデータを集めて作成したものであり、内閣府の10,000人を対象とした調査よりも精度が高く、国立社会保障・人口問題研究所の調査の方が信用できます。つまり、男性の年収が1,000万円を超えていても逆効果になることはなく、年収に比例して結婚率が高くなるのです。

ついでに、アフリカで狩猟生活をしている先住民も同様に、女性は狩りが上手な男性を結婚相手に選ぶ傾向があります。つまり、どの民族であれ、女性は経済力のある男性を好む傾向にあるのです。子孫繁栄の観点から見ると、女性の本能は合理的な判断をしていますね。

年収に比例して結婚願望も上がる

ITmediaビジネスオンライン『20代男性の53.3%が「交際経験なし」 恋愛・結婚意識に「年収」は影響大』によると、保険会社大手の明治安田生命が調査した結果、男性は年収に比例して交際経験率が上昇しており、そして婚活経験率や結婚願望も上がる傾向があります。
男性の年収別の交際経験率・結婚願望
(出典:ITmediaビジネスオンライン『20代男性の53.3%が「交際経験なし」 恋愛・結婚意識に「年収」は影響大』)

つまり、20~30代の男性の年収を上げない限り、結婚願望も結婚率も、そして交際率も上がりません。