やくみつるのポケモンGO批判は逆ステマの典型例

漫画家のやくみつる氏のポケモンGO批判は逆ステマ(ネガティブステマ)の典型例であり、背後にはソーシャルゲーム業界が隠れています。

逆ステマとは特定の企業や団体の誹謗中傷を広めること

ステマとは、宣伝とはわからないようにして特定の企業や団体を宣伝することです。

一方、逆ステマ(ネガティブステマ)とは、中立的な報道のふりをして、または一般人になりすまして特定の企業や団体の誹謗中傷を広めることであり、テレビや新聞、ネットでは昔から逆ステマが横行しています。

ソーシャルゲームにとって位置情報ゲームは大きな脅威

下の動画は、読売テレビの情報番組「ミヤネ屋」を録画したものですが、出演している漫画家のやくみつる氏がポケモンGOについて首を振って拒否反応を示し、「都内でポケモンGO禁止を言う候補者がいたらすぐに投票しますね」や「(ポケモンGO利用者に対して)ほんと心の底から侮蔑(ぶべつ)します」といった発言でポケモンGOを徹底的に批判しています。

ミヤネ屋に限らず、ポケモンGOが世界中で流行っているといった情報だけで、ポケモンGOによって発達障害や精神疾患が改善した海外の事例を放送せず、出演者も「おもしろい」や「楽しい」といった言葉を言わず、ポケモンGOに関する事故を大きく取り上げている番組は多数あります。

ネットのメディアと異なり、なぜかテレビはポケモンGOの批判が多いなと思って調べてみると、BLOGOS「マスメディアがポケモンGOのネガキャンばかりやるのに違和感ありませんか?」で紹介していますが、背後に年間CM総出稿量1位のソーシャルゲーム業界の圧力が関係しています。

ソーシャルゲームにとって、ポケモンGOのような位置情報ゲームは大きな脅威であり、今のうちに世論に働きかけて位置情報ゲームの規制を強化しなければ、ソーシャルゲームが衰退し、同時にスポンサー料をもらっているテレビ業界も衰退するのです。

例えば選挙の時、与野党ともにお互いの政党を批判しあっていますが、批判は最も大きな宣伝となるため、今後も位置情報ゲームの逆ステマは根強く続くでしょう。

正しい情報を知るには信頼できる人を見極める

テレビや新聞も、ラジオも、ブログも、どのメディアもデマ情報が蔓延しています。

そこで、私たちが正しい情報を得るには「信頼できる人」を見極め、信頼できる人から情報を聞き出すことが重要です。