宗教化してユーザーを増やしたApple

「Apple信者」は自然発生的に生まれた集団ではなく、Appleが会社自体を宗教化させてユーザーをマインドコントロールし、意図的に造り上げた集団です。

会社自体を宗教化させてしまう

映画評論家の町山智浩氏によれば、AppleがまだiPhoneを発売していなかった頃、創業者のスティーブジョブズはApple製品を販売する人のことをエバンジェリスト(本来の意味はキリストの教えを伝える者)と呼んでいました。

つまり、Appleは会社自体を宗教化することでユーザーを増やそうとしたのです。Apple社が使い勝手を無視してでも、斬新なデザインや機能を取り入れるのはユーザーを魅了させるのに効果的だからです。

ステマと逆ステマでライバルを徹底批判

さらにAppleはマスメディアやブロガー、最近ではユーチューバーを使ってステマ(宣伝とはわからないようにして特定の企業や団体を宣伝すること)や逆ステマ(中立的な報道のふりをして、または一般人になりすまして特定の企業や団体の誹謗中傷を広めること)を行い、Appleの製品がどれだけ神秘的で、ライバル社の製品よりいかに優れているかを誇張し、ユーザーをマインドコントロールしていきました。

周到な戦略でApple信者を作り出す

「Apple信者」という用語をよく耳にしますが、自然発生的に生まれた集団ではなく、むしろAppleが用意周到な戦略で造り上げた集団です。

下はApple信者の特徴について特集したコメディー動画ですが、マインドコントロールされた新興宗教団体の信者とよく似ていることが特徴的ですね。