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薬物を合法化すると中毒者が激減する理由

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ポルトガルでは、薬物を「非」犯罪化、つまり合法化することで薬物中毒者の数を半減させました。そこで、薬物中毒者が減少した理由を解説します。

ヨーロッパ最悪の麻薬大国が薬物中毒者もHIVも大幅減少へ

ジャーナリストのジョハン・ハリ氏が下の動画で紹介していますが、ヨーロッパ最悪の麻薬大国だったポルトガルでは、薬物を「非」犯罪化することで薬物中毒者の数を半減させました。

2000年、ポルトガルの薬物問題はヨーロッパの中でも最悪レベルであり、人口の1%がヘロイン中毒となっていました。

一方、ポルトガル政府は薬物使用者に対して刑罰を強化していきましたが、薬物中毒の問題は解決しませんでした。

そこで、マリファナから覚せい剤まであらゆるドラッグを非犯罪化し、今まで薬物使用者に対して使っていた逮捕、裁判、刑務所にかかる費用を薬物依存者の更生施設や就労支援にかける方針に転換しました。

すると、注射器系の薬物使用は50パーセントも減少し、薬物の過剰摂取も大幅に減り、さらにHIV患者も大幅に減りました。

薬物代を稼ぐため、中毒者が新たな顧客を勧誘していく

中毒者が大幅に減少した理由は、更生施設や就労支援の強化ではありません。そう言える根拠は、日本でも同様のことが行われているにもかかわらず、成果を上げていないからです。

中毒者が減少した本当の理由は、売人が大幅に減少したからです。

薬物中毒者は、薬物を購入する費用を稼ぐために、友人や知人を勧誘して薬物を販売し、売った値段から買った値段を差し引いた中間マージンで稼いでいます。

つまり、薬物の売人自身が中毒者のため、売人の数を減らさない限り、薬物の勧誘は減らないのです。

一方、ポルトガルのように薬物の使用を非犯罪化すれば、売人から買うよりも、まともな業者から買うようになるため、売人が稼げなくなり、売人の数が減少します。

結果、中毒者の数が減少するのです。

先ほどHIV患者が大幅に減少したことを紹介しましたが、そもそもHIVが増加した理由は、注射器の使い回しが原因です。

一方、薬物を非犯罪化することで注射器が手に入りやすくなり、HIVの感染も減少します。

結果、HIV患者の数が減少するのです。