ネットは批判するのに車は批判しないテレビ局

テレビ局は犯罪にネットが利用していることを強調し、規制を促す報道をたびたび行っています。一方、犯罪には携帯電話や車が使われていますが、一切批判しません。

誘拐事件でネットを使ったことを利用

千葉大学に通う大学生が少女を誘拐し、その2年後に逮捕された事件で、テレビでは犯人がネットを利用して誘拐したことを強調し、「ネットを規制すべきだ」という議論を展開していました。

一方、犯人は誘拐する際に車を使いましたが、テレビでは車に関してほとんど触れず、規制をしようとする発言も一切ありません。

メディアという枠で見ると、テレビ局にとってネットメディアは脅威であり、何かにこじつけてネットメディアを潰そうとする態度がすけて見えます。

携帯電話や車といった大企業は批判できない

様々な犯罪で車が使われ、また携帯電話も頻繁に使われています。しかし、「電話の通話内容を全て録音できるようにしよう」とか「所有台数を制限しよう」といった規制を助長する報道は一切されません。

本サイトでは「日本で一番稼いでいる会社が一番脱税している」でトヨタが黒字の年度も含めて法人税を1円も払っていないことを紹介しましたが、車にしても携帯電話にしても、テレビ局は広告主である大企業を批判しません。

テレビ局が今までと同様に真実を伝えようとせず金儲けを優先するならば、誰からも信用されなくなるでしょう。