ユーチューブの低評価と検索順位は関係なし

ユーチューブで「低評価がつくと検索順位が下がる」とよく言われていますが、実際には関係ありません。その理由を実際の事例と収益の観点から紹介します。

低評価300、高評価3でも関係なし

ユーチューバーの田口氏(公式チャンネル)によると、映画「この世界の片隅に」の人気に便乗して、動画のタイトルやサムネイルを「世界の片隅に」と同じにし、動画の長さを1時間半に伸ばして、映画のように見せかけて公開しました。

動画の内容は落語であったため、低評価が300、高評価が3という結果になりましたが、低評価がどれだけついても、検索順位に関係なかったようです。

この事例から、ユーチューブの運営側は、低評価を考慮していないことがわかります。

検索順位を意図的に落とす方法があれば、ユーチューブは大損する

ライバル企業の動画を意図的に落とす方法があるのであれば、例えば「電気自動車」と検索した時、世界で一番売れている日産のリーフがなぜか表示されず、トヨタ車体が販売しているドアのない超小型電気自動車の動画ばかりが上位に表示されるといった事例が発生する可能性があります。

当然ながら、閲覧者はユーチューブを使いにくいと考え、他の動画サイトに移行してしまい、ユーチューブは大損することになります。

よって、そもそも他人が公開した動画の検索順位を意図的に落とす方法があれば、ユーチューブの利用者が減って収益が減少してしまうため、低評価がついても検索順位に関係ないことが推測できます。