PVが稼げるネタ・稼げないネタ

中川淳一郎氏が解説をもとに、PVが稼げるネタ・PVが稼げないネタを紹介します。

高いPVを取れる3大トピックス:芸能・スポーツ・性

新聞の「ネット選挙特集」で解説していた、ネットニュース編集者・中川淳一郎氏によれば、PVを稼ぐ3大トピックスは「芸能」「スポーツ」「性」です。

この3大トピックスは、スポーツ新聞のメインテーマなので、確かに納得です。

スポーツ新聞をもっと見れば「ギャンブル」記事、つまり「お金」の記事も多く、ネット・雑誌で投資関連の記事が多い理由がわかります。

よく見てもらえる記事

中川淳一郎氏の著書「ウェブで儲ける人と損する人の法則」によると、高いPVを取れるネタは以下の17項目です。

  1. テレビ番組に関するもの
  2. 女性芸能人がブログですっぴんや胸の谷間を披露
  3. 韓国・中国VS日本を煽るもの
  4. タバコの増税など論争を呼ぶもの
  5. 芸能人の結婚、離婚などステータスの変更
  6. 芸能人・スポーツ選手のよるスキャンダル・逮捕
  7. ダイエット
  8. モテる人、もてない人の特徴
  9. 恋愛関連の話
  10. 芸能人による病気の告白
  11. 職場の飲み会の是非などライフスタイルに関わるもの
  12. コンビニ商品
  13. 安い店の紹介
  14. 高すぎるものの紹介
  15. 美人・巨乳
  16. 年収に関する話題
  17. 地方VS都会を煽るもの

中川淳一郎氏が著書で指摘しているモノをまとめると、やはり高いPVを取れるネタは「芸能」「スポーツ」「性」、そして「身近な話題」「お金」ですね。

見てもらえない記事

一方、PVを稼げない記事も紹介されています。それは、

  1. 海外情勢
  2. サブカルチャー
  3. テレビでオンエアされないスポーツ
  4. 企業のメセナ(企業が資金を提供して文化、芸術活動を支援すること)関連の取り組み・エコ

先ほどの「高いPVを取れるネタ」の正反対のネタであり、「身近でないモノ」というのが特徴ですね。

ただ、個人的には、アニメなどの「サブカルチャー」サイトはごく一部の人から人気があり、サイトへのファンを増やしPVを安定的に伸ばす要素を持っています。

大ヒットはしませんが、そこそこのヒットは可能なので、「サブカルチャー」や「テレビでオンエアされないスポーツ」の記事も、長期的に見れば悪くはないと思います。

ネット文脈に必要なウケる要素11+2カ条

先ほど紹介した著書「ウェブで儲ける人と損する人の法則」で「ネット文脈に必要なウケる要素」11カ条が紹介されています。

  1. 話題にしたい部分があるもの、突っ込みどころがあるもの
  2. 身近であるもの、B級感があるもの
  3. 非常に意見が鋭いもの
  4. テレビで一度紹介されているもの、テレビで人気があるもの、ヤフー・トピックスが選ぶもの
  5. モラルを問うもの
  6. 芸能人関係のもの
  7. エロ
  8. 美人
  9. 時事性があるもの
  10. 他人の不幸
  11. 自分の人生と関係した政策・法改正など

ざっくり言えば、ネットの文脈では「芸能」「性」「身近なモノ」「鋭い意見」が重要なようですね。

DOTPLACE「第7回:中川淳一郎(ネット編集者)」によれば、中川淳一郎氏は「ネット文脈に必要なウケる要素」に新しく2カ条入れました。それは、

  1. 韓国ネタ
  2. ジャズ喫茶理論が適用されるもの(ジャズ喫茶理論:「自分はわかってますよ」と知らしめたくなるような賢いコンテンツ)

メディアでは反中・反韓ネタを以前から特集していましたが、最近はyoutube・2chを中心に極度の反韓ネタが盛り上がっています。

韓国がこれほど嫌われるのは、日本の脅威となっているからです。

ネット右翼がたくさんいる限り、本当は韓国が嫌いではなくても、反韓ネタのエサにしてPVを稼ぎまくるブロガーはいます。

韓国ネタは、韓国が経済成長を続けて日本の脅威となり続ける限り、PVを稼ぎ続けるでしょう。