住宅の原価は1/3

大手ハウスメーカーが建てる住宅の原価は販売価格の1/3です。住宅の原価のウラ事情について紹介します。

原価率は3割

積水ハウスやダイワハウスなどの「大手ハウスメーカー」が建てる一戸建て住宅の価格構成は、原価・営業・利益がそれぞれ約1/3づつ占めます。

マンションの減価も実は販売価格の1/3です。日刊SPA!「マンションにも原価があった!」で紹介されていますが、定価5,520万円に対して原価は1,764万円。原価率は32パーセントです。
エリア・通話品質・通信品質の満足度
(出典:日刊SPA!「マンションにも原価があった! 知られざる原価率とは」

原価の内、半分は人件費

原価の内、約半分は人件費。残る半分が、家の実質的な価値です。

つまり、3,000万円の住宅ならば1/6の価格である500万円の価値しかありません。

住宅の価値を求めるなら工務店が最適

住宅を作る会社は大きく分けて「ハウスメーカー」と「工務店」。

ハウスメーカーとは、積水ハウスやダイワハウスなどのテレビCMをバンバン放送している有名な会社のことです。一方、工務店とは、そのハウスメーカーの下請けの仕事を請け負っている会社です。

工務店によっては注文住宅を建てるところがあり、ハウスメーカーとは違って広告や販売員にかける営業費が極端に低いため、価格の割に原価率が高い、つまり価値の高い住宅を建ててくれます。

住宅メーカーの価格「裏事情比較」・メーカーと工務店の比較で大手ハウスメーカーと工務店の住宅価格構成比が紹介されています。
大手ハウスメーカーと工務店の住宅価格構成比
(出典:株式会社ポラリス「メーカーと工務店の比較」

大手ハウスメーカーの「実質工事価格」は、「住宅の原価」と「下請け企業の利益」が含まれていますが、工務店の実質工事価格はそのまま原価なので、大きく異なります。

つまり、住宅の価値を求めるなら工務店が最適ですね。