ペダル付き電動バイク比較
国内で販売している、50cc以下(原付き1種)の漕いで走るペダル付き電動バイクを比較します。
折りたたみ式や自転車型まで
国内で販売している50cc以下(原付き1種)のペダル付き電動バイクの中で、プロッツァのミレットLi500、ベイズのバイクルP3、ISOLAのIS006を比較します。
プロッツァ 「ミレットLi500」 |
ベイズ 「バイクルP3」 |
ISOLA 「IS006」 |
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価格 | 180,000円 | 128,000円 | 199,000円 |
走行距離 | 40km | 42~50Km | 100km |
バッテリー種類 | リチウムイオン | リチウムイオン | リチウムイオン |
充電時間 (空の状態から) |
4~6時間 (8時間以上) |
1~4時間程度 (6~8時間) |
(11時間) |
バッテリーの重量 | 7kg | 5kg | 5kg |
車両重量 | 52kg | 36kg | 32kg |
タイヤサイズ | 16インチ | 16インチ | 20インチ |
充電方式 | 着脱式・直接 | 着脱式 | 着脱式 |
定格トルク | 8 N・m | 不明 | (最大22N・m) |
定格出力 | 0.50kW | 0.35kW |
0.54kW (最高1kW) |
登坂能力 | 10度 | 12~16度 | 不明 |
最高速度 | 45km/h | 32km/h | 40km/h |
その他特徴 |
販売代理店が多い。 保証期間は車体・モーター・充電器(別売)が1年、バッテリーが6ヶ月。 |
販売代理店がほとんどない |
販売代理店がほとんどない。 折りたたみ式。 オプションのUSBポートを装備すれば、スマートフォンへの充電も可能。 MTB(マウンテンバイク)モデルもあり。 |
プロッツァ「ミレット」
(出典:プロッツァ)
プロッツァ社のミレットはペダル付き電動バイクの代表格です。女性をターゲットにしており、カラーバリエーションも豊富でデザイン性を重視しています。
エディオンをはじめ全国の大手家電量販店で買うことができ、販売代理店数も多いです。
一方、車両価格が高いことがデメリットです。また、バッテリーの重量が7kgとやや重いため、充電方式は着脱式に加えて家庭用電源からバイクに直接つなげる方式を採用しています。
ミレットは車体が重たく登坂能力は10度と低いので、坂道の少ない都会に向いていますね。
下はミレットLi500の公式動画です。
公式サイト:プロッツァ「ミレット」
ベイズ「バイクルP3」
(出典:ベイズ)
ベイズ社のバイクルP3は車体が軽くて登坂能力が高いことが特徴です。
下は、そのバイクルP3の坂道能力をテストしている動画です。
上記の動画を公開された方が撮影場所を「箱根美術館前の激坂(最大15度、26.8%)」と紹介しており、15度程度なら漕げば登れることがわかります。
上記の動画では何度の坂を登っているのかわかりませんが、路上に激坂マークがあるので平均勾配13%以上でしょう。斜面から登っていますが漕がずに登っており、バイクルP3の登坂能力が高いことがわかります。
バイクルP3はタイヤとステップボード(足を乗せることろ)がバイクに近く、ハンドルやサドルが自転車に近いです。よってバイクと電動自転車の中間に位置し、他の電動バイクとの差別化を図っています。
一方、ベイズ社の販売代理店がほとんどないことがデメリットです。
公式サイト:ベイズ
ISOLA「IS006」
(出典:ISOLA「IS006」)
ISOLA社のIS006は国内最軽量(2015年時点)の電動バイクです。下のIS006公式動画の後半で紹介されているように折りたたんで持ち運べます。
Eサイクル(電動自転車)と名づけている通り、パーツのほとんどが自転車用のものであり、電動自転車に近い製品です。車体の重量も業務用電動自転車とあまり変わりません。
しかし、トルクは最大22N・mもあり、最高速度は時速40km。非常にパワフルです。また、ギアチェンジができるので坂道に強いですね。
一方、販売代理店がほとんどなく購入する際は公式サイトで買うことになります。少量生産のためか車両価格は高いですね。
公式サイト: ISOLA「IS006」
特徴:故障しやすい
電動バイクの特徴は次の3つです
- 故障しやすい
- 電池が切れても自転車として走行可能
故障しやすい
中小企業が製造する電動バイクは、中国メーカーの電動バイクを部品だけ輸入して日本で組み立てるケースが多いです。
構造上、本来はガソリンより電動の方が故障しにくいのですが、電動バイクの歴史が浅く、中小企業が製造する電動バイクは故障しやすいことが専門家から指摘されています。
電池が切れても自転車として走行可能
下のバイクルP3の動画のように電池が切れても自転車として走行可能です。ただし、その場合でも歩道は走行できません。