ドン・キホーテが高利益の理由は違法労働と計画倒産
激安店にもかかわらず、ドン・キホーテが高利益の理由は違法労働以外にもあります。ダミー会社を作ってメーカーから大量に商品を仕入れた後に計画倒産させ、メーカーに代金を支払わず、余った商品をドン・キホーテがタダ同然で仕入れているからです。
スーパーの5~6倍の利益率
下の動画で、大川恵一氏が激安量販店のドン・キホーテが高利益の解説を紹介しています。
内容をまとめると、
- スーパーの利益率が1%未満の中、ドン・キホーテは5~6%もある
- ブラック労働により人件費を抑えている
- ダミー会社を計画倒産させて、商品をタダ同然で仕入れている
スーパーの利益率が1%未満の中、ドン・キホーテは5~6%もある
「激安」のドン・キホーテは安く仕入れて安く売る小売店にもかかわらず、2014年の6月期5.6パーセント、2015年の6月期5.7パーセントの利益率があります。
スーパーの利益率が1パーセント未満と言われる中、ドン・キホーテはスーパーの5~6倍の利益率を誇り、異様な高利益です。
ブラック労働により人件費を抑えている
2014年10月~2015年3月の間に、社員などに残業代を払わずに過剰労働させた容疑で、ドン・キホーテの執行役員が書類送検されました。
つまり、ドン・キホーテが高利益の理由の1つはブラック労働により人件費を抑えているからです。
ダミー会社を計画倒産させて、商品をタダ同然で仕入れている
しかし、ドン・キホーテが高利益の最大の理由は他にもあります。
ドン・キホーテはダミー会社を作ってメーカーから大量に商品を仕入れた後に計画倒産させ、メーカーに代金を支払わず、余った商品をドン・キホーテがタダ同然で買い取っています。
これを何度も繰り返しているので、商品を激安で販売しても高利益が生み出せるのです。
大川氏によれば、ドン・キホーテの店内には倒産した会社の商品がずらりと並んでおり、昔は「泥棒市場」と呼ばれているようです。
(計画倒産の件は、あくまで大川氏が関係者から聞いた話なので、本当かどうかは現在大川氏が調査中です。)