ステマ・逆ステマ時代に、だまされない方法

ステマと逆ステマによるデマが蔓延する中、だまされない方法を紹介します。

人気サイトは称賛と罵倒の口コミだらけに

ステマは最近話題になりましたが、逆ステマも以前からありました。

逆ステマとは、ネット上で一般人になりすまして他社製品の誹謗中傷を広めることです。実際には、ネットに限らず週刊誌でも逆ステマを使った記事が多数あります。

実例1:サムスンのライバル会社潰し

ビジネスジャーナル「ステマビジネス横行で揺らぐネットの信頼性?Wikiも被害、サムスンの逆ステマ発覚」で紹介されていますが、サムスンは多数のライターや専用スタッフを雇い、逆ステマを用いてライバル会社の製品の評判を意図的に落としていました。

しかしサムスンの逆ステマはバレてしまい、台湾の公正取引委員会にあたる公平交易委員会から1000万新台湾ドル(約3300万円)の罰金支払いを命じられています。

実例2:ソニー潰し、Apple礼賛

私は実際にこの週刊ダイヤモンドの記事を読みました。記事の中身は、ソニーの経営と製品のデメリットを強調し、Apple製品をさり気なく勧める、いわば逆ステマを使った記事です。

記事では、ソニーの経営上の失敗だけでなく、「新製品はコネクターに互換性がない」など、どうでもいい内容まで掲載してソニーを徹底的に批判しています。

実例3:ドコモ潰し、ソフトバンク礼賛

この週刊ダイヤモンドの記事を読みましたが、先ほどのソニーの逆ステマ記事と同様に、ドコモを徹底的に批判してソフトバンクを礼賛する内容です。

ステマが多いサイトの特徴

週刊誌の中身がステマや逆ステマ記事だらけの時代、ネットでは更にひどいステマ行為が横行しています。

ステマが多いサイトの特徴は次の3つです。

  1. 毎日更新しているサイト
  2. twitter・2chなどの投稿型サイト
  3. 芸能人ブログ

毎日更新しているサイト

大手ニュースサイトや有名ブログなど、毎日更新しているサイトは金儲けを第一の目的としています。

そもそも毎日更新している理由は、自社のサイトが検索結果上位に表示されやすくなり収入も増えるからです。金儲けのためにサイトを運営しており、ステマや逆ステマの依頼を引き受けています。

Twitter・2chなどの投稿型サイト

Twitterや2ch、youtubeなどの投稿型サイトは、だれでも無料で文章(宣伝)を書くことができ、利用者も多いため、費用対効果は抜群です。

窓速「ステマ(ネガキャン)やってるけど質問ある?」のように逆ステマのバイト体験談を漏らす人もいますが、こんなの氷山の一角でしょう。

正しい情報を知るには信頼できる人を見極める

テレビや新聞も、ラジオも、ブログも、どのメディアもデマ情報が蔓延しています。

そこで、私たちが正しい情報を得るには「信頼できる人」を見極め、信頼できる人から情報を聞き出すことが重要です。

参考情報:暴露された情報

ネットでステマや逆ステマの内部情報が暴露されたモノがあります。情報が本当かどうか疑わしいものもありますが、下はその事例の一部です。

  1. Togetterまとめ「高木浩光さん宛のステマ依頼まとめ」
  2. akb(メ・ん・)?「【業界暴露】AKBのステマの会社にいたけど質問ある?」
  3. netgeek『【衝撃】フォルクスワーゲンはスズキのネガティブな「逆ステマ」を超高額で依頼している。フリーライターが怒りの告発』