道徳教育という名の洗脳教育
道徳教育の内容は、一部の宗教団体の思想が反映されたものであり、検定しているのは保守系の団体です。道徳教育は、もはや子どもに思想を植え付ける洗脳教育としての役割を担っています。
道徳が点数化の対象に
道徳の授業が、小学校は18年度、中学校は19年度から「特別の教科」となり、授業では教科書検定で合格した教科書を使用します。
また、道徳の教科が「特別な教科」と位置づけられ、一般の教科と同様に、生徒は理解度を点数化して評価される予定です。
ここで問題なのは次の2つです。
- どこが検定しているのか
- 何の基準で、どのように点数化するのか
検定をしているのは日本会議
まず、教科書検定をしているのは、日本最大の右翼団体「日本会議」がスポンサーとなって作った「日本教育再生機構」です。
日本会議は、神社本庁を中心とする保守系の宗教団体が中心となっており、彼らの思想に反するものは検定では不合格となり、教科書として発行できません。
その証拠に、天皇制や神道を否定する内容は、どこと教科書にも掲載していません。
点数化することで思想を植え付けられる
次に、何の基準で評価するかですが、当然ながら日本会議の思想です。
さらに点数化することで、日本会議の思想に共感する者には高く評価する一方で、反対する者には低く評価し、子どもに日本会議の思想を植え付けることができるのです。
道徳教育は、もはや洗脳の手段として使われており、教育ではありません。