【3分でわかる】ハイパーインフレとは何か【動画】
ハイパーインフレについてわかりやすく解説している、3分間の動画をもとに、ハイパーインフレの特徴や、メリット、デメリットを紹介します。
動画では難しい専門用語を使わずに解説されていますが、このページでは補足情報を少し加えて、ハイパーインフレについて解説します。
物価が急激に上がる
ハイパーインフレの大きな特徴は、物価が急激上がっていくことです。
ただし、物価が何倍に上がればハイパーインフレと呼ぶのか、明確な定義はありません。
ハイパーインフレによって起こることは、大きく分けて以下の3つです。
- 物価の急上昇
- 借金や貯金がゼロに近づく
- 超円安
物価の急上昇
国に大量の紙幣が出回ることで、貨幣の価値が下がり、物価が急激に上がっていきます。
借金や貯金がゼロに近づく
貨幣の価値が下がるということは、貯金や借金の価値もゼロに近づくため、奨学金などの借金がある人にとっては、メリットが大きいです。
一方、ハイパーインフレになってから慌てて銀行に行っても、過去の事例を見れば、預金の引き出し制限や完全封鎖を行っており、銀行に多額の現金を預金している人は大きな損失を被ります。
超円安
動画内では紹介されていませんが、ハイパーインフレに比例して自国通貨の価値も大きく下がるため、日本で起きた場合は超円安となります。
失業率は低下する
記事「ハイパーインフレになると失業率は下がる」で紹介しましたが、過去の事例を見れば、インフレと失業率は反比例しており、ハイパーインフレになると、失業率は低下します。