【2017年版】不正企業ランキング トップ10
2017年は、大企業のデータ改ざんや無資格検査、不正会計のニュースを何度も耳にした年でした。そこで、世間の注目度や社会への影響度をもとに、2017年度の不正企業ランキング・トップ10を作成しました。
1位から10位は次の通りです。
企業名 | 不正内容 | |
---|---|---|
1位 | 神戸鉄鋼 | データ改ざん |
2位 | 日産自動車 | 無資格検査・燃費データ改ざん |
3位 | 東芝 | 決算発表延期 |
4位 | スバル | 無資格検査・燃費データ改ざん |
5位 | てるみクラブ | 粉飾決算・経営破綻 |
6位 | 三菱マテリアル子会社3社 | データ改ざん |
7位 | 東洋ゴム | データ改ざん |
8位 | 東レ子会社 | データ改ざん |
9位 | 清水建設・鹿島建設・大林組・大成建設 | 談合 |
10位 | 富士ゼロックス | 不正会計 |
特に影響が大きかった、1位の神戸鉄鋼と2位の日産自動車を紹介します。
1位:神戸鉄鋼 データ改ざん
神戸製鋼が、自動車や航空機になどに使われるアルミや銅製品などについて、検査データの改ざんを組織ぐるみで数十年前からしていたことが発覚しました。
神戸製鋼だけが損害を被ればまだいいのですが、トヨタや三菱重工といった神戸製鋼の製品を使っている会社までもイメージが低下し、日本の製造業全体の品質イメージを悪化させた事件です。
日産自動車 無資格検査・燃費データ改ざん
日産自動車が、自動車の出荷前の完成検査を、資格のない従業員に担当させていたことが発覚しました。
事件はこれだけ終わらず、無資格検査の発覚後に、燃費データの改ざんをしていたことも発覚し、日産のブランドイメージは最悪となりました。
さらに、スバルでも無資格検査や燃費データの改ざんが発覚しており、日本の自動車メーカーの信頼性が大きく低下した事件です。