薪ストーブのランニングコストはペレットストーブの3倍

薪の購入や煙突掃除に多額の費用がかかるため、薪ストーブのランニングコストはペレットストーブの3倍かかります。

薪代は1シーズンで20万円以上

ナチュラの家「薪ストーブ ペレットストーブ」では、薪ストーブとペレットストーブのランニングコストを比較しています。

【薪ストーブとペレットストーブ比較】
薪ストーブ ペレットストーブ
商品名 バーモンドキャスティングス・イントレピットⅡ さいかい産業・ペレットストーブSS-1
ランニングコスト(1シーズン)
※1日10時間月30日4ヶ月使用した時
燃料代 212,914円 86,400円
メンテナンス費用 30,857円
(煙突掃除)
0円

上の表の通り、薪ストーブのランニングコストはペレットストーブの約3倍です。

燃料代は薪が21万円、ペレットが8.4万円

ストーブを1シーズン(1日10時間×4ヶ月)使用した場合。

薪ストーブは1束あたり約700円の薪を300束消費するため、1シーズンで約21万円かかります。

一方、ペレットストーブは1kgあたり約70円のペレットを1,200kg消費するため、1シーズンで約8万4千円かかります。消費電力が90Wとすれば電気代は1シーズンで約2,700円です。よって合計8万7千円。

煙突掃除は薪ストーブが3万円、ペレットストーブはゼロ

シーズンオフに、薪ストーブもペレットストーブも、煙突掃除が必要です。

薪ストーブの煙突は屋根の上で行う危険な作業のため、薪ストーブ販売店でも煙突掃除を請け負っていない業者がたくさんあります。そのため煙突掃除は料金が高く、年1回で3万円です。

ペレットストーブの煙突は短く、掃除は自分でできるため、費用はかかりません。

経済性を考えればペレットストーブが良い

薪ストーブの寿命は10年で紹介しましたが、薪ストーブの本当の寿命(耐用年数)は10年です。

「薪ストーブの寿命は30~50年」と説明する薪ストーブ販売店もいますが、説明はウソであり、実際には10年、良くて20年です。

薪ストーブの設置費用も100万円程度必要なため、経済性で考えれば、価格もランニングコストも安いペレットストーブの方が良いのです。

薪がタダで手に入るなら・・・

自宅近くの山から薪がタダで手に入り、煙突掃除も自分でできる方には薪ストーブのメリットがあります。

また、薪ストーブの「静か」で「停電時でも使える」メリットを活かしたい方には、薪ストーブが向いていますね。